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クソ、あのクソが!!!!
へなへなと床に座り込む。そして頭を抱えた。
コイツは本当になんなんだ?宇宙人か?だからこんなに突拍子もないことをするのか??
さっきだって、いきなり起きたかと思ったら「行くな」って手を掴んできて、そのままベッドに連れ込まれるし。ナニが起こるのかって不安になった自分が恥ずかしい。それにアイツ覚えてないし......雑炊うまいうまいって、当たり前だろうが。お前に作ってんだぞ。普通にんじんなんてすりおろさない。そんなに手間なんてかけない。全然アイツは気づかない!
それに、今の、アレだって・・・
「っ〜!!!クソっ!変態がッ!!!」
もう、もうアイツのなにもかもが信じられない。信じられないし、一生わかる気もしない。が、ひとつだけわかったことがある。
「...慣れてやがったの、腹立つ!」
アイツは過去に何人もいたようだ。だって、あんな状況で、あんな、あんな---
「っ、アイツの匂いが、した」
えらく変なことを言っている。これじゃあどっちが変態かわからない。
「ああ、もう!」
好きだ
その言葉は全然口に出さない。出したら溢れ出てきてしまいそうな気がするから。
「...次会った時、どうすればいいんだ?」
俺は、俺は。どんな表情で、どんな風に接すれば...
いかつい女の俺、なんとあの、ファースト・キスを奪った生意気なガキに恋をしているのである。
この恋はどこで交わるのだろうか?そんなのがわかったら、こんなに苦労はしていない。
処女長瀬の苦難と、彼女のヴァージン問題を解決すべく、神が時を勧めるのであった。
彼女の恋はまだ始まったばかり!
完
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・当サイトは、女性向け二次創作小説サイトです。
・原作者様、出版社様、関連会社様とは一切無関係です。
・BL(ボーイズラブ)要素を含みます。
・小説の中には、女体化が多く含まれております。
・転載、複製、加工、及び自作発言は絶対にお止めください。
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