愛してるなんて今更言われたってもう私は好きですらないので。

「また来たんですか?もう話すこととかありませんから」
「違うんだおデコくん!あれは全部・・・」
「言いわけとかいりませんし。まあでもいつかこんな日が来ちゃうんだろうなって思ってましたよ。でも意外と持ちましたね。なんだかんだ私も最長記録です」
「待って待って、お願い話を聞いて。あれ全部嘘だから!!」
「でも?女性と?安ホテルに?二人っきりで?キスしてる写真もあって?証拠だって上がってるのに?嘘とか言われたって、そんなこと信じられません」

おデコくん...悲しげな声が聞こえてきたが無視。こんな三文芝居に絆されてたまるか。

「マスコミに追いかけられちゃって、大変ですね」

ご愁傷さま。

私は扉をバタンと閉めた。ドンドンと扉を叩く音が聞こえる。が、正直心底どうでもいい。

「お願いおデコくん、もっかい!もっかいチャンスちょうだい!!」

チャンスちょうだい、だ〜?てことはお前それ、認めてんじゃねえか。

「じゃあ正直に答えたら上げましょう」
「!」
「ゴシップ誌に載ってた女性とは、その夜何してたんですか?」
「え、えと...」
「あの日ボクの家でご飯作っといてって言ったのはあなたですよね?それを踏まえて、どうぞ正直にお答えください」
「あ...うぅ...」

この人にしては珍しく弱気になって答えを濁していた。だけどようやく、

「ちょっと...い、致してしまいました」

と、まんまと口を開いた。

その馬鹿正直なところに惹かれたんだ。今となってはただただ憎らしいけど。

「はい。わかりました別れましょう」

私嘘つき大嫌いなの、あなたも知ってるでしょう?それに最初付き合う時言ったはずです。『浮気した別れる』って。

「お!おデコくん!!!ごめんてごめんて!許してよお!!!」
「無理です!さよなら!!」

こうして私は三年間一緒にいた人との縁を切った。今となっちゃあ笑い話だ。あれから私は昔付き合ってた宇宙飛行士と寄りを戻し、そのままゴールインした。もう今お腹には新しい愛おしい生命もいる。私はよっぽど幸せなのであった。完。



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突発的に書いたキョオド♀→アオオド♀
小説はもっとこう、気軽なものでいいのかもしれない



あと!おデコくんは!!検事のことを!!!お前とか!!!!い゛わ゛な゛い゛゛゛ッ゛ッ゛ッ゛ッッッ゛゛゛!!!!!!!!!!



ミ/ラ/ー/ボ/ー/ル/と/シ/ン/デ/レ/ラ/b/a/c/k/n/u/m/b/e/r

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